GIFアニメをスライドで利用するたった一つの方法
TL;DR
GIFアニメをMP4に変換する。
ffmpeg -i input.gif -c:v libx264 -pix_fmt yuv420p -vf "scale=trunc(in_w/2)*2:trunc(in_h/2)*2" output.mp4
最新情報 (2014/8/18)
Apple社によるGIFアニメの弾圧
GIFアニメにとって暗黒の時代が訪れようとしている。Macの標準プレゼンテーションソフトであるKeynoteでGIFアニメを再生できなくなったのだ。
これは退屈で苦痛なプレゼンテーションとっての唯一の希望が失われてしまうことを意味する。退屈なスライド、冗長な話、不快な声、淀んだ空気。こうして世界のプレゼンテーションは退屈に包まれ、聴衆から笑顔が消えた。
これ、個人的にはかなりの悲報なのですが、最新の Keynote では GIF アニメが貼れなくなっているので、各位におかれましてはご注意ください。
— Shimpei Makimoto (@makimoto) November 9, 2013
— ウイウ (@uiureo) November 10, 2013
我々がとれる選択肢は2つある。ひとつはKeynoteを捨てて別のプレゼンテーションソフトを使うこと、もうひとつはKeynoteで意地でもGIFアニメを使うことである。
Keynote以外のプレゼンテーションソフトで、GIFアニメと親和性が高いのはやはりWebベースのものであろう。reveal.jsなどは優秀だし、自由度も高い。どのようにスライドでGIFアニメを利用するかはTweetflight Presentationが参考になる。しかし、美しいスライドを簡単に作れるかといったらなかなか難しい。特に日本語フォントがダサくなりがちだったり、ちゃんと綺麗なスライドを作ろうとすると自由な配置が難しく面倒である。
やはりKeynoteでGIFアニメを無理矢理にでも使う方法を考え、Apple社の不当な弾圧に抵抗すべきだ。そこでその方法を思いついたので共有しておく。
いかにしてKeynoteでGIFアニメを用いるか
Keynoteには動画が貼り付けられるので、GIFアニメを動画に変換して利用すればいい。手順は以下のようにすればいい。
GIFアニメを動画に変換する
以下のコマンドで変換できる。libx264は縦横のピクセル数が2の倍数じゃないと受け付けてくれないので、縦横の長さが2の倍数になるように調整する。
ffmpeg -i input.gif -c:v libx264 -pix_fmt yuv420p -vf "scale=trunc(in_w/2)*2:trunc(in_h/2)*2" output.mp4
Keynoteに貼り付ける
ドラッグアンドドロップすればいい。
自動再生+ループ再生されるように設定する
そのままでは勝手に動いてくれないので、自動ループ再生するように設定する。
動画を選択して「フォーマット」->「ムービー」から「繰り返し」を「再生の繰り返し」にして、「クリックしてムービーを開始」からチェックを外す。
まとめ
GIFアニメ最高!!!!!!!!!!!!!!!!